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自己分析の必要性について

今回は大学医局を辞める理由について書きたいと思います。

あなたが医局を辞めたいと思うには当然理由がありますね。


辞める前に、なぜあなたが医局を離れたいと思うか

自己分析が必要です。


なぜなら・・・・

当然 次の就職先はその条件をクリアできるところを

選ばなければならないからです。


きっと理由は一つだけではないでしょう。

いくつか理由が思いつくはずです。

例えば自分の場合は、、、

・収入が低い

・色々雑務が多くて、仕事がきつい

・当直がきつい

・学会発表など、別にやりたくなくてもやらないといけない

・なにか研究してないといづらい雰囲気がある

・組織が大きくて働きづらい

・組織が大きくて、人間関係が面倒くさい

などなどでした・・・。


こちらとしてみれば、『別に医局にいなくてもいいYO!』

と思っているのに、何故か自由に辞められない雰囲気がある。

しかし、『研究もしないのではここにいる資格はない!!』

とか説教されることもある。

では、『私はここにいる資格のない人間ですので、辞めます』

といえば人員確保のためか強力に慰留(脅迫?)される。


医局って、なんだかめんどくさいんですよね^^;


話はそれましたが、辞めたい理由が複数あるときは

それらにランキングをつける必要がでてきます。

色々と医師転職コンサルティング会社がありますので

見てみると良いのですが、ひとついえることは

『自分の希望を100%満たせる職場に巡りあう可能性はメチャ低い』

ということです。

希望条件が非常に低ければ実現可能ですが、

皆さん、それなりの希望をお持ちですよね?

例えば、

給料は年間400万円で、週5日半勤務で、当直週3回で、土日当直もありで、

ややクレイジーな医者が同僚、上司にいても大丈夫で・・・・

なんて人なら希望は100%かなうと思いますが、

これって今よりきっと悪いですよね^^;(なんだかこれまるで医局みたいですね(T_T))


逆に給料2000万円で、週4日勤務、当直なし、9時5時で、

事務も患者さんも同僚もみないい人ばかりで、有給も年50日

昇給も年100万

なんていう仕事場は多分ないのです。

そんな募集があったら、怪しすぎて応募できませんね。

ほぼ間違いなく騙されてます!


というわけで、就職先を選ぶ際には

妥協を求められるということですね。

自分の中で条件にランキングをつけましょう。

私の場合は

①給料・・・これがないと家庭が疲弊します。家庭が安定しないといい仕事ができません。
       よって第一条件。キレイ事では社会は乗りきれません^^;

②仕事内容・・・私は外来が好きではないので、検査などができないところはムリ

③当直・・・寄る年波には勝てないので、なるべくしたくないですね。

という条件でした。


しかし次の職場は①収入、②仕事内容は満たしますが、③の当直なし

はむりでした。

でも①、②が満たされているのでとりあえず家族は安泰、私もややきついですが

まぁまぁ満足、という状態です。点数は75点くらいでしょうか(留年はしなそうな点数です)。


皆さん、これは譲れない!という条件があるでしょうから

それを認識しつつ、次を考えたほうがよいですよ。


大変な思いで医局を抜けても、次の職場がhappyでなければ

意味がないですから。

今とにかく医局で働くのがイヤで、とにかくなんでもいいから抜けたい!

と思っている方は、あまり性急に次を決めないほうがよいと思います。

それなら、関連病院への出向を希望して、そちらに移れるよう画策する、

そして関連病院で次を探して、take off!!!がいいですね。


私も転職会社の方(某M◯キャリアという会社です^^)と、いくつか面接してから決めました。

よいコンサルさんに当たるとluckyです。

少なくとも半年くらいはかけて探すといいと思います。


まぁ、次を探すというアクションは早めに起こしたほうが

いいですね。

では、また・・。
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~相談の順番について~

前回は医局の序列について書きました。


・教授(もしくは准教授で診療科長)がヒエラルキーのトップ

・医局内の直接な実務コントロールは医局長


基本的には教授(もしくは診療科長)⇔医局長

が要望と意見を交換して運営しているということですね。


ですから、医局を辞めるにあたって話をしなければならないのは

医局長と教授、ということになります。


ただ、メジャー内科/外科のような人数の多い医局になると

いくつかの診療グループに分かれて、実際の診療にあたっています。

その場合、大事なのは

直接の上司である

自分の所属するグループのトップ(以下グループ長)

にまず話すということです。

その前にダイレクトに医局長やその上に話すと、グループ長の立場がなくなります・・。

『君は〇〇くんが辞めるっていってるの知らなかったの??君はきちんと

下の管理、できてるの?』

ということになり、部下の管理能力を疑われるということです。

直接の上司を敵に回すと、円満退局はかなり難しくなると思います。

と、いうわけで 医局を辞めたいということを申し出るなら

直の上司⇒医局長⇒教授

という順番です。

まずは直の上司にきちんと話をして、医局長に話を持って行ってもらう

そして医局長に話をし、さらに教授に話を持って行ってもらう

最終的に自分と教授で相談

が一番もめづらいかと思います。

医局と もめてもいいなら

ズドン!と

『ここに所属しているのは人生の無駄なので辞めます!!』

と宣言すれば辞めれると思いますが、人間関係の狭いこの世界

なるべくもめないほうがいいですよね。

喧嘩して干された・・・

なんて話を噂で聞くのもありますからね・・。

だからみんなが苦悩してるんですもんね^^;

円満に辞めるには医局の状況や、現在自分の置かれている立場

などで、色々考えなければいけないことがあります。

今後はそんなことも書いていきたいなと思ってます。

それでは・・。
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医局の序列

今回は医局の序列について書きたいと思います。

・大学では

① 教授

② 准教授(以前の助教授)

③ 講師

④ 助教(以前の助手)

⑤ 院外助教(非常勤扱い)

⑥ 大学院生(学生扱い)

という構成となっています。

・病院内の職名として

診療科長(課長ではありません^^;)

医長

など

・医局内には

医局長

会計

といったポジションがあります。

何がなんだかよくわからないですね。

大学病院というところは、いくつかの要素が

組み合わさった組織です。

① 研究機関である大学としてのポジション

② 診療を行う大学病院内の一診療科としてのポジション

③ それを併せて管理する医局内のポジション

ということです。

ですから、教授≠診療科長ということです。

大学内ポジションが准教授で、病院内が診療科長

なんてこともあるわけですね。

ですから 助教で、医長で、医局長

なんていうわかりづらいことになるのですね。

ちなみに、大学側からきちんと給料を貰えるのは

助教以上です。ボーナスがもらえるのも当然ここから。

医局内で最も力が強いのはもちろん教授です。

あとは実際の医局の実務を取り仕切る医局長が

大きな権限を持っています。

ただ、医局の実務は膨大であり、自分が入局した時よりも

実務は確実に増加しています。

人員は限られており、その中でパズルのように仕事を振り分けなければ

なりませんので、かなり大変なポジションといえます。



長くなりましたので、続きはまた今度にさせていただきます。

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